すべてはお客様を理解することから始まる。「ディープヒアリング」
大栄建設の注文住宅では
- どんな家を建てたいのか?
- どんな間取りがいいのか?
- どんなデザインの外観がいいのか?
など家づくりに必要な希望をお客様からお聞きする際に、「ディープヒアリング」という手法を用いています。
「希望」だけで家づくりを進めると良い家にならない
通常の家づくりでは
- 18帖のリビングが欲しい
- 玄関は自分たち用と来客用のふたつ欲しい
- かわいい外観の家がいい
といった「お客様の希望」をカタチにしていきます。
一生に一度あるかないかの家づくりですから、その希望は家族毎にまさに無限大。打ち合わせを重ねるうちに、どんどん膨らんでいって当然です。特に今は雑誌やインターネットで好みの住宅を見つけるのが簡単になり、「こんな家がいい!」と切り抜いた写真や保存した画像を持ってきていただくケースがほとんど。
私たちもできることならすべてを叶えて差し上げたいと思っています。
しかし、長年家づくりに携わってきた経験から、こうした「希望だけ」で建てられた家は、いざ住み始めてみると微妙に使いづらく、それが日々のストレスに繋がりやすいことも知っています。
その原因は、雑誌やインターネットに載っている家はあくまで「その家に住むお施主様」にとっての最適な家であり、これから家を建てる「あなた」にとってそうであるとは限らないから。
外観などのデザインは流行に左右されやすく数年も経てば時代遅れになってしまいますし、間取りはそれぞれの家族の生活パターンや価値観、性格によって最適なものが大きく異なります。
また、いろんな家の良いところを寄せ集めて「真似だけ」してしまうと、統一感がなく無駄なスペースが多い、ちぐはぐな家になりがちです。
さらに、土地の大きさ、予算、構造上・法令上の問題といった制限もあるため、せっかく膨らませた夢を泣く泣く削って「我慢」の家づくりになってしまいます。
他の家を「参考」として見るのは大賛成です。
しかし、「なんとなく好き!」といった感性だけで他人の家を真似してしまうと、本当の意味での『あなたのご家族にとって良い家』にはならないのです。
「希望」と同時に「困り事」を解決すること!
かといって「希望」を切り捨てる訳ではありません。
家づくりのベースはあくまでお客様の夢をカタチにすること。
大栄建設でもそこを最優先に考えて設計をしています。
- 限られた条件の中で
- 夢を叶えながら
- それぞれのお客様にとって最適な家づくりをする
この難題をクリアするために弊社が取り組んでいるのは、「希望」と同時に「困り事」を解決すること。
困り事とは、現在、もしくは今までお住まいだった家での暮らしで感じる「なんとなく不便」「なんとなく使いづらい」「なんとなく手間がかかる」などの小さなストレスを指します。
そのストレスを解決しないまま新しい家を建ててしまうと、希望を叶えたはずなのにどこか暮らしにくい・使いづらい・動きにくいという、「小さなストレスを引き継いでしまった」家になってしまいがちなのです。
だから私たちは、お客様の希望をお聞きするのと同時に『絶対に解決すべき困り事』をお客様と一緒に見つけ出してから、それを解決するプランニングを行なうことにしています。
「なぜ?」「なんのために?」を一緒に考えることが大事
困り事の裏には「子どもがすぐに散らかすのに近くに収納がないから」「家事の効率をあげたいのにキッチンからダイニングまでが微妙に遠いから」といった【理由】が必ず存在します。
そして「のに」という言葉も入ります。
「のに」
★★だからできない(困り事)
希望と困り事は表裏一体です。
私たちは、世界でひとつだけの家でそれぞれのご家族が末永く快適に幸せに暮らせるために、プランニングの前に「その理由」を知りたいのです。
だから、「なぜ18帖のリビングが欲しいのか?」「なぜかわいい外観がいいのか?」を、お客様と一緒に考えます。
時には難しい質問になりますし、面倒だと感じることもあると思います。更に今お住まい の家に訪問し、暮らしの実態を確認させていただくこともあるので、そこまでしなくても…とお考えの方もいらっしゃいます。
しかしこのディープヒアリングを行なうことで、「あなたの家族の幸せのカタチ」をはっきりさせることにとても役立ちます。
ぜひ私たちからの「なぜ?」の質問を楽しんでいただければと思います。