WHY?は素敵な第一歩

設計飯田です。

ながーいコロナ生活のなか、やっとこさ久々に家族で旅行に行ってきました。
場所は、徳島上勝町と言うところです。
日本で初めて「ゼロ・ウェイスト」を宣言した自治体です。

 

我が家がとまった場所はそんな町のゴミステーションに併設された小さなホテル。
名前は「HOTEL WHY」
何故買うのか?
何故捨てるのか?
何故…がその名の由来だそうです。

 


てな訳でゴミステーションとテルと合わせて上から見ると「?」な形。

丸がホテルで、にゅる~がゴミステーション等の建物
上勝のゼロ・ウェイストが学べる場所です。

 

まずはチェックイン時に、宿泊する間に使う分だけの石鹸を切り取ります。

そして、お茶やコーヒーは飲みきる分だけを申告して貰います。

 

一休みしたその後には、自由参加で上勝町のゴミ回収システムについて説明を受けます。
ホテルは小さく4部屋しかありません。4家族の全てが説明に参加していました。皆さん、この町の取り組みに興味を持ってこられた様子でした。

 

この町では80%のリサイクル率を達成しているらしいです。しかし、あと20%は品物を売る企業側に協力して貰わないと難しいと教えてもらい、作り手の意識の改善も大切なんだなと思いました。

 

ゴミステーションのリサイクルボックスの前には、どのリサイクル品も利益がいくらなのか表示が付いています。写真の場合は、紙カップが1㎏で6円町に利益。ゴミの分別が町の収入に繋がる事が意識されています。

 

さて、「?」の形もさながらこれらの建物は魅力がいっぱい。
昔からモノを大切にする町で、家の建具も納屋などに保管していたお宅が多いことから、使わない建具や建材を使ってこれらの建物は造られています。


床も廃材のタイルや瓦礫が使われています。

使われなくなったモノの記憶も加わり建物に深みが増しているように思えました。
また、ゴミ捨てのシステムやホテルのコンセプトやプログラムもこの建物の形体となり、形体がプログラムを支え…形や空間が引き立って魅力的な場になっています。

 

そうそう、くるくるショップというショップも施設内にあり、この町の人が使わなくなったモノ(服や食器、おもちゃなど多々)をもらい受ける事が出来ます。
娘は、サイズがバッチリのコンバースの靴を貰い喜んで使っています。

 

この宿泊・体験でいらないモノ、ゴミと言われるモノのマイナスイメージが大きく変わったと思います。

 

乙訓では最近やっと分別が細かくなった所で、私自身それさえも疎ましく思ってしまったことが恥ずかしく、WHYな心を大切に、丁寧な生活を目指していきたいなと素敵なきっかけを貰い良いエネルギー補充をさせて貰いました。