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日本のロケット

設計の佐野です。

10月29日に日本のロケット、H2Aロケットが種子島宇宙センターからの打ち上げに成功したとニュースで耳にされた方もいると思います。
「なぜ日本のロケットは種子島から打ち上げられるの?」と疑問に思われている人もいるのではないでしょうか。
ロケットほどの巨大な物を種子島で組み立てて打ち上げるよりも、もっと組み立てやすく、運びやすい場所があるのではないかと思ってしまいます。

世界各国のロケット打ち上げ基地がある場所は、
アメリカでは南部のフロリダ州、ロシアでは南側にあるカザフスタン共和国にあり、
日本では日本列島の南方に位置する種子島にあります。
いずれも南方にあるのは決して偶然ではなく、「赤道」が大きく関係しているそうです。

地球には地球の中心に引っ張られる重力が存在しています。地球の自転によって発生する遠心力も働いています。
遠心力は地球の自転の軸である南極と北極に比べて赤道付近は遠心力が大きくなり、重力がより小さくなるそうです。
つまり、赤道付近からロケットを打ち上げた方が上昇しやすいので、
北半球にあるロケット打ち上げ基地は、より赤道に近い「南」に置かれているそうです。

ちなみに日本の場合、沖縄の方がより南にありますが、
宇宙開発機関が設置された当時はアメリカの統治下にあったため、種子島に設置されているということです。
結果、日本のロケットは種子島から打ち上げられるようになったそうです。