読書

工事部の加藤です。

最近読んだ本を二作紹介します。

一作目は浅田次郎さんの「壬生義士伝」です。

新選組の一党である吉村貫一郎の話です。
時代小説は好きなのですが、私は架空物語が好きで史実に基づく小説はあまり読んでいません。
新選組の話も司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」しか読んでいませんでした。
あの一冊で土方歳三さの格好良さは十分分かったのですが、なぜ「壬生義士伝」を手にしたのか自分でもよくわかりません。
前置きが長くなりましたが、忠義と家族愛テーマのようでした。
今から百十年前に、こんなに心の美しい人が生きていたのかと考えると胸が熱くなります。
子を思う親の気持ち、親を慕う子の気持ちが切なく、文章から伝わりました。

二作目は野村克也さんの追悼本です。

一番印象に残ったのは妻沙知代さんへの言葉です。
ノムさんは沙知代さんとの関係で南海を追い出され、家族は当てもなく関東へ向かいます。
その道中家族はみんな黙ったままです。
「これから先何をして生きていこうか」とノムさんがぼやくと

「なんとかなるわよ」と沙知代さんは言った

「あれほど心強く勇気づけられた言葉は今までの人生で他にない」とノムさんは語っていました。